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2013.08.02 (Fri)

甘糀が甘いワケ

ちょっと久々の更新です(^ω^)
バタバタしていた生協さんへの納品が終わり、ほっとしたのも束の間。
今度は経理の処理に追われ…(;´∀`)ううう…
まだ原価計算が終わっていませんが、ちょっと休憩してブログを書こうかなと。


たくさんの方に甘糀を手に取っていただき、問い合わせのメールやお電話もいただきました。
わざわざ店舗まで購入しに来てくださった方もいらっしゃいました。
ありがたいことです(*´ω`*)

うちの甘糀は無添加・無加糖です。
原材料は自慢の上質糀とおかゆ、水、塩。それだけ。
お砂糖が入ってないのに、なんでこんなに甘いんだろう???不思議ですよね。

だいぶ前置きが長いですけど(笑)
今日は甘糀がなぜ甘いのかについて。

甘糀の甘味は、デンプンの糖化によって作られます。

糖化…?(´-ω-`)

糀から生産された「アミラーゼ」という分解酵素が、米に含まれている「デンプン」を「ブドウ糖」や「麦芽糖」に分解することで、甘味が生じます。
これが糖化です。

大切なのは、アミラーゼが効率よくお仕事をしてくれるには最適な温度があるということ。
甘糀を作るときは、保温できる機械に入れて、温度を55~60℃ぐらいに保ちます。
そうです、アミラーゼはこの温度帯で活発に動くのです。
人間では暑くて耐えれませんけどね(笑)

甘糀を自宅で作りたい!という方は、大がかりな保温の機械がなくても炊飯器で代用できます。
当社では「糀」だけでも販売をしておりますので、気軽にお問い合わせください(∩´∀`)∩
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15:09  |  豆知識  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

2013.06.24 (Mon)

酵素ダイエット

酵素がスゴイやつだとわかっていただけたところで。

話題の「酵素ダイエット」についてです。
テレビでもネットでも雑誌でも言われてます。
「酵素ドリンクで痩せた!」「酵素のおかげで体の調子がいい!」みたいなこと。

気のせいです(^ω^)

あれ?この文章、こないだも見ましたね。
そうです、コラーゲンの話です。
一緒なんです。


酵素は、体内で作られます。
その作られる量というのが年齢を重ねるにつれて、少なくなっていきます。
だから消化が悪くなったり疲れやすくなったりするんです。
酵素ダイエットや酵素ドリンクというのは、この年齢とともに減ってしまう酵素を補って代謝を上げよう!ってことなんですね。

で、酵素の材料となるのはたんぱく質です。
つまり酵素はたんぱく質でできています。
そうです、コラーゲンと一緒です。
なので、酵素ドリンクで酵素を補おうみたいな話は夢物語なんです。
結局、飲んだそばから胃で分解されてアミノ酸になってしまうのだから。


また、酵素にはたくさんの種類があります。
しかし、酵素は1つにつき1つの作業しかお手伝いできません。
よく例えられるのが「鍵と錠」の関係です。
錠は、それに合った鍵でしか開けることができません。
酵素も同じように、ある反応を進めるためには、その反応に合った酵素を使うしか先に進めないのです。

酵素ドリンクで補おうとしている酵素は、たくさんある中のたった1つかもしれませんし、実はその酵素は不足していないかもしれません。
・・・まぁ実際は補えてませんけども。


何をどうしたら酵素でダイエットできるのか、さっぱりわからない(´-ω-`)

今日が最終回ですね!ガリレオ!
15:43  |  豆知識  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

2013.06.24 (Mon)

酵素のチカラ

最近メディアで取り上げられることが多い「酵素」。
みそ作りにおいても、この「酵素」のチカラが欠かせません。


そもそも酵素とは・・・
体の中で起こる様々な化学反応をお手伝いしてくれる物質」です。
この酵素があるかないかで、反応のスピードやエネルギー消費量が違ってきます。

例えば、100人分のカレーを作るとします。
材料のにんじん、じゃがいも、玉ねぎはすべて【皮を剥く】という作業があります。
4人分で2・3個ぐらいですから、100人分ともなれば何十個と剥かなければいけませんね。
これを包丁で1個ずつやるのと業務用の皮むき機を使用するのとでは、出来上がるスピードも自分自身のエネルギー消費量も全然違います。
そんな皮むき機のような、「作業をお手伝いしてくれる便利なやつ」が酵素です。


みそ作りにおける酵素は、糀を作る過程と、みその熟成期間中に甘みや旨味の成分を作る過程の途中でお手伝いしてくれます。
そしてこの酵素自体は、糀菌から作られます。

先日、うちの糀を分析していただいて、酵素がたくさん含まれていることがわかりました(^ω^)!
だから儀平みそは甘みや旨味が強いんでしょうね~(*´▽`*)

酵素ってすごいやつなのです。
15:00  |  豆知識  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

2013.06.20 (Thu)

アミノ酸について

やっと梅雨らしい天気になりましたね。
今日は涼しいので過ごしやすいですが、来週からはまた30℃近いらしいので体調管理には十分気を付けてくださいね。


今日はアミノ酸のお話です。

アミノ酸って何ぞやと。
先日のブドウ糖と大まかなところは一緒です。

アミノ酸は、タンパク質を小さく小さくしたものです。

タンパク質といえば!そうです、みんなの大好きな肉や魚、卵、大豆です。
これらが口から体の中に入って、胃で分解されて、小腸で分解されて、アミノ酸になります。
で、同じように血管に吸収され、血液の流れに乗って、アミノ酸は肝臓に運ばれます。

ブドウ糖はここで「エネルギーの材料になる」のですが、アミノ酸はまた役割が違います。

アミノ酸は、主に「体を作る材料になります」。
人間の体はたくさんの細胞が集まってできています。
この細胞たちは主にタンパク質から出来ています。
つまり、体の中でタンパク質を分解してできたアミノ酸は、体の中でもう一度タンパク質に合成されるのです。

ここで面白いお話。

「コラーゲンを食べると次の日はお肌がぷるぷるのつやつやになる」なーんてよく聞きます。

気のせいです(^ω^)

コラーゲンはタンパク質ですので、コラーゲンを食べたところで体の中で分解されてアミノ酸になるだけです。
そこから再びコラーゲンになるのでしょうか?
100%コラーゲンになるとは言えません。
筋肉になるかもしれませんし、髪の毛や爪になるかもしれません。
血液の中に含まれる成分になるかもしれません。

コラーゲンは確かに肌を構成する成分です。
しかし、コラーゲンをたくさん食べたからと言って、そのコラーゲンが100%明日の自分の肌に活かされるわけではないです。

「スッポン食べたし、これで明日は綺麗になるね!!」

・・・(´ー`)

心当たり、ありませんか?
16:36  |  豆知識  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

2013.06.14 (Fri)

続・ブドウ糖とは

昨日の続き。



体の中で利用できる形となったブドウ糖は、小腸から血管に移動していきます。
これを「吸収」といいます。
よく「栄養を吸収する」なんて言いますが、単純に「食べ物を体の中に入れること」が「吸収」というわけではないんです。
体の中で利用できる形になって、消化器から血管に移動したとき初めて「栄養素を吸収」したことになります。
うん、ちょっと難しい話でしたね(;´∀`)
管理栄養士の勉強をしている人にとっては、とっても重要なことなんですけど…。

血管に入ったブドウ糖は、血液の流れに乗って全身に運ばれていき、必要な場所で必要なだけ使われます。
そうです!この「使われる」というのが!ブドウ糖を材料にしてエネルギーを生み出すことなのです!!
ここでやっと「体のエネルギー源となるブドウ糖」という一節を説明できました。長かった…。

どうやってエネルギーを生み出すかは、一言で片付けると「体の中で様々な化学変化が起こっている」んです。
…化学変化とか難しいですよね!
これ以上はかなり専門的な話になるので省いておきます。


ブドウ糖でこれだけ長い説明になってしまったということは、他のものも説明しようとなると相当な時間がかかりそうですね~(笑)
ゆるゆると更新していきます(´-ω-`)



本日は儀平みその白みそを使って西京焼きを作ろうと仕込み作業をおこないました。
あとは月曜日まで放置して焼くだけですが…はたして上手くできるのか不安です(-_-;)
16:52  |  豆知識  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)
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